猛暑のハウスで感じた「働く」ということ~名取市のきくらげ収穫作業を体験して~
- 和久 眞山
- 8月7日
- 読了時間: 3分

昨日と今日の2日間、名取市にあるハウス農園で、きくらげの収穫作業を支援する機会がありました。人手不足を補うための作業支援でしたが、想像していた以上に過酷な現場でした。
連日の猛暑日。ハウス内は熱気と湿気がこもり、立っているだけでも大量の汗が流れます。持参したタオルは何度も汗でびっしょりになり、絞ると汗が滴り落ちるほどでした。休憩のたびに水分補給を行い、熱中症にならないよう体調管理に気を配りながらの作業でした。普段からランニングを続けて汗をかくことには慣れていますが、それ以上の発汗量を経験した2日間でした。
今回の作業を通じて、新たな発見もありました。きくらげといえば輸入品という印象を持っていましたが、国内生産量では宮城県が全国2位とのことです。市場には中国産などの輸入品が多く流通しているそうですが、地元宮城でも盛んに生産されていることを初めて知りました。地域の農業を支える現場を実際に見ることができたのは、大きな収穫でした。
現場で働く方々の多くは地元のパート職員で、その多くがダブルワークをされているとのことでした。私に作業を丁寧に教えてくださったのは、私より年上の職員の方でした。厳しい暑さの中でも黙々と作業を続ける姿を見て、その体力と責任感には頭が下がる思いでした。
一方で、このような過酷な環境で働く方々の労働環境についても考えさせられました。暑さ対策や休憩時間、水分補給などの配慮は行われていましたが、このような環境で日々働く方々の健康管理や安全対策は十分なのだろうか、そんな思いが頭をよぎりました。人手不足が深刻化する中で、働く人が安心して働き続けられる環境づくりは、今後ますます重要になっていくのではないでしょうか。
また、現場では正規職員の姿をあまり見かけず、多くがアルバイトやパート職員で運営されていると伺いました。私は短期間の支援という立場でしたので職場全体を判断することはできませんが、時間になると作業が終了し、それぞれが持ち場を離れていくという流れでした。現場では一人ひとりが自分の役割を果たしていましたが、仕事に対する一体感や組織としての雰囲気を感じる機会は少なかったように思います。
それでも、この2日間で改めて感じたのは、「働くこと」の尊さです。普段何気なく口にしている食品の裏側には、厳しい環境の中で汗を流しながら働く多くの人たちの努力があります。私たちの食卓は、そのような方々の支えによって成り立っていることを、身をもって実感しました。
今回の経験は、単なるアルバイトではなく、日本の農業や労働環境について考える貴重な機会となりました。この経験を忘れることなく、これからもさまざまな現場を見て、学び続けていきたいと思います。



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